2015年12月22日火曜日

首がなかなか据わらない赤ちゃん

【首がなかなか据わらない赤ちゃん】
ここ10年で約16人の首の据わりの弱い赤ちゃん(ダウン症の赤ちゃんを除く)と出逢っていますが共通点は「うつ伏せ姿勢で頭を持ち上げられない」ということです。
毎年、1人は来院するこのような赤ちゃんですが紹介という「ご縁」と親御さんの都合という「タイミング」に委ねるのが現実です。
【当院の基本的な発育・発達の目安】
目安:基本的に乳児は約5ヶ月で寝返りするはずである。そして6ヶ月で坐り、10ヶ月で這うようになる。
この寝返りをするはずであるが、我が子の首の据わりが遅いという事に母親が気づきはじめる一般的な現象です。
写真:頭は持ち上がりスカイダイビングの姿勢が出来る(生後2ヶ月と15日 
写真:うつ伏せで頭を持ち上げる(生後2ヶ月と16日)
 
上の写真の様にうつ伏せ状態で頭を持ち上げる現象はノーマルで、これが出来ないという事は注意深く見守る必要がある赤ちゃんであるという最初の兆候です。
この上記の段階で最初の調整が出来れば・・将来が随分違うのです。
また、頭の形が悪く同じ姿勢で寝たがる赤ちゃんにはどこか問題があるかも?ということを母親には早く気づいて欲しいのです。
 

目安:そして約6ヶ月で最初の歯(下の歯が2本)が生え、約10ヶ月でつかまり立ちをする。そして、1年で歩く。(1年、プラスマイナス2ヶ月で歩く)

幼児は18ヶ月で言葉を使い始めるのですが、歩行遅延の乳児には「言語の問題」がしばしば伴う傾向があります。

乳児の頭蓋骨は基本的には軟骨と膜からできているので、生後から1年間が多くの災難を受けやすく、なかでも最初の10日間が乳児の一生において特に重要と考えます (妊婦さんの調整を受けることの最大のメリットはこの10日以内に赤ちゃんが来院できるということです)
乳幼児の調整は初回2回目3回目5回目が特に重要で経過観察が1ヶ月の期間できれば、『調整が必ず必要な赤ちゃんなのか?経過を見ながら定期的に来ればいい赤ちゃんなのか?』が、だいたい判りますので来院の目安になります。
写真:調整が終わったばかりの生後6日目の赤ちゃん
(表情、鳴き方・泣き声のチェックは問題なし)
吸啜チェック:音をたてて強く吸うのが最も望ましい徴候で、
健康な乳児に見られる現象です。
写真:両肩のバンザイが硬い赤ちゃんでしたが、
5回程度のバランス調整が必要だった赤ちゃんです。
本来は腕は全ての方向に自由に動くのが正常な動きですしおむつを着けるときに下肢をひろげるのに乳児は抵抗しないし、全ての筋運動は滑らかで痙攣しないし(抵抗がない)、ぐにゃぐにゃてろてろやわらか過ぎるのも問題です。
近年の医療は早期発見・早期治療が重要だといいますが、赤ちゃんの上記の様な問題も早い方が良いと松原接骨治療院では考えています。

0 件のコメント:

コメントを投稿